青森県は精神科専門医制度の研修施設［http://www.jspn.or.jp/specialist/search/pdf_list/shisetu_tohoku.pdf］として18施設が認定されています。青森県は地理的条件などを勘案し6つの二次医療圏（ブロック）毎に救急システム、在宅生活支援、高齢者、児童青年期など精神医療の主要な課題に対応できる体制を整えています。上記研修施設は医療機関としてその中心的な役割を担っていますが、精神保健福祉施設、一般医療機関、保健所、児童相談所、教育機関、高齢者福祉施設などさまざまな関連機関との連携は円滑で、精神科医としての幅広い素養を身につけることが可能です。ただし、研修施設選択にあたっては、“いきなり応用編”ではなく“基礎から応用へ”という段階的展開が重要と考えますので、包括的プログラムを準備している施設を軸に研修計画を作成することを推奨します。（H20.7　文責　田崎博一)